4・2・3北線用高性能振り子車両(新スプリンター)
(1)設計コンセプト
新スプリンターの設計コンセプトとしては、SRT北線の軌道改良計画を前提に、他の交通機関すなわち航空機、バスに対抗できる高速性と快適性を備え、狭軌鉄道としては世界のトップクラスの性能を持った車両にすベきと思われる。
(2)動力方式
SRT北線の場合、両者の特質は(表4・2−4)のように考えられる。
表4・2−4 SRT北線における動力方式の比較
表に示したようにそれぞれ特質があるが、速度向上に最も重要な事項である出力増強の点では、現行のSRTの車両定規、軸重の制約の範囲内で、ディーゼル機関車の大幅な出力向上を行うことは非常に困難である。 このことから、動力方式としてはディーゼルカーによる高速化が適当であると考える。 (3)外観及び客室デザイン (図4・2−3、4)に新スプリンターのデザイン案を2つ紹介する。首都バンコクと国際的な観光都市チェンマイとを結ぶ北線のイメージにマッチし、且つ、SRTの看板列車にふさわしい外観デザインにすべきと思われる。
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